Jewel Teeth Project

カラベアの乳歯の宝石製作ブログ(なのに食べ物の記事ばかり笑)

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サルだって歯磨きするし、昔は木の棒で歯を磨いていた⁉ 意外と知らない歯ブラシの歴史の話

日頃、当たり前のように使っている歯ブラシですが、皆さんはどのようにして使われるようになったか知っていますか?

 

 

歯磨きの始まりは、紀元前5000年頃バビロニア人が指に麻を巻いて歯を磨きだしたことだと言われています。それより前は小枝や石を使って歯につまった食べかすをとる程度の単純な方法だったとか。

 

現存している最も古い歯磨き道具は、黄金のつま楊枝だそうです。紀元前3000年頃のものでメソポタミア文明のシュメール人の遺跡から見つかっています。

 

このような道具が、一体どのようにして歯ブラシへと変わっていったのでしょうか?

 

 

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こんにちは。カラベアです。

 

黄金のつま楊枝なんて凄いですねー。

 

THE庶民のカラベアにはとても恐れ多い代物。口の中にいれるだなんて考えられません。いったい、おいくら万円するのやら・・・。

 

 

そして、随分昔から人間は歯磨きを始めていたのですね。

 

カラベアは、人間以外の動物には歯磨き行動は見られないと思っていたのですが、軽く検索したところ、飼育下にある動物だけでなく野生のチンパンジーなどには歯磨き行動が観察されているようです。

 

また京都大学の論文で、サルに人間の髪の毛を与えると歯磨き行動をする個体が見られたという研究がありました。しかも母ザルが子ザルに使い方を教える例もあったというから驚きです。

 

サルの親子が髪の毛をデンタルフロスのように使う姿を想像するとなんだか微笑ましい気持ちになれました。

 

通常、野生の動物は糖分をほとんど摂らないことと、固い繊維質の食べ物をしっかり噛むことで歯磨きと同様の効果を得ているため、ほとんどむし歯になることがありません。

 

それに対して人間は食材を調理することを覚え、多種多様な食べ物とむし歯の原因となる糖分を大量に摂るようになったため、同時に歯磨きの習慣も身につけていったのです。

 

ということで、今回はそんな人間の暮らしと深く関わる歯磨きと歯ブラシの歴史について、お話させていただこうと思います。

 

 

 

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大昔、人々はどうやって歯磨きをしていた?

今から約3000年前、古代エジプトで「チュースティック」という道具が使われていたのが、歯ブラシの原型といわれています。チュースティックは小枝の端っこをよく噛んで、毛の開いた筆のように柔らかくした繊維をブラシとして使うものでした。

 

世界各地での歯磨きの歴史を見ていくと、古代エジプトでは故人が死後の世界で使用するため、チュースティックが墓に埋葬されていた事例があります。

 

またギリシャ時代やローマ時代の古文書には、楊枝を使って歯を綺麗にしたという記録が残っています。豪華な銀製や真鍮製の楊枝も作られ、お金持ちは持ち手部分に手の込んだ装飾を施したものを愛用していたようです。

 

古代インドでは、「歯木(しぼく)」という道具が広まっています。こちらもチューススティック同様に木の端っこを噛んで繊維を柔らかくして使用しますが、ニームという殺菌作用を持つ苦い樹液が含まれる木を用いていることが特徴です。この歯木も歯ブラシの原型といわれています。

 

紀元前5世紀、お釈迦様(ブッダ)が仏教の教えの中で、歯木を使い口の中を清潔にすることを推奨しました。この歯木が仏教とともに中国にも伝わり、中国では歯木のことを「楊枝」と呼んで広がっていきました。

 

カラベアは木の棒を噛んで歯磨き用に使うと聞いて、すぐにピンときた物があります。食べ終わったアイスの棒を何気なく噛みまくって、チューススティックや歯木のようにするのです。

 

皆さんもよく分かりますよね?人前では我慢していても、一人の時はアイスの棒をガシガシ噛んでいますよね。えっ⁉誰もそんなことしない。(汗)

 

これは決してカラベアが変なのではなく、きっと歯を清潔に保とうとする野生の本能がそうさせるのです!チューススティックや歯木が生まれたきっかけは案外こんな感じだったかもしれませんね(笑)

 

歯木の写真も載せておきます。

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「江戸ガイド」様より引用

 

 うん!ガシガシと噛みがいのありそうな立派な木ですね!

 

画像は江戸時代の雑学やトリビアをたくさん紹介されている「江戸ガイド」様というサイトからお借りしました。江戸時代の雑学、トリビアが豊富に紹介されている楽しいサイトです。よければ覗いてみてくださいね。

【画像】江戸時代の歯磨きは意外に進んでいた。300年前の歯ブラシ・歯磨き粉も紹介 – 江戸ガイド

 

日本人と歯磨き道具の歴史

 日本では6世紀の仏教伝来とともに「楊枝(歯木)」が伝わってきました。この楊枝は仏教と関わる宗教的な道具であり、歯磨きが宗教の修行や作法のひとつと考えられたため、僧侶をはじめ貴族や武士といった限られた人々だけが使ったようです。

 

それ以外の人々は昔ながらのやり方で、食後にお茶やお湯で口をすすぐ、指に塩をつけてこするなどしていました。それでも食事の回数や量、食べ物そのものも現代とは異なり、繊維質の多い食品をよく噛んで食べていたのでさほどむし歯にならなかったのだとか。

 

日本でもゆっくりと広まっていった楊枝ですが、江戸時代に入ると一気に庶民にも普及します。江戸の人々は朝の日課として「房楊枝(ふさようじ)」を使って歯磨きを行いました。これは江戸時代に入り、「食文化が豊かになりむし歯が増えたこと」「大衆文化や娯楽が豊かになり、おしゃれや身なりに気を使う人が増えたこと」などが要因になります。

 

房楊枝は、柳や低木を細長く削った20㎝くらいの串状の楊枝で、柔らかくなるまで煮て先端を叩いた後、針などですいて繊維を柔らかくしたものです。

 

房楊枝

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「江戸ガイド」様より引用

 

 楊枝と聞くと「つま楊枝」が思い浮かびますが、房楊枝はしっかりとした作りですね。カラベアは写真を見て、お祭りの豚バラ串ぐらい大きいなと思いました。毎年、お祭りに行ったら絶対食べるので、今年はこれで房楊枝作ってみましょうかね。

 

この房楊枝と川砂や塩などを歯磨き粉として使い、大きなうがい用のお碗を持って歯磨きをしました。房楊枝の柄の部分を使って舌の汚れまで綺麗にこすり落として、口臭対策も行っていたそうですよ。

 

そして房楊枝は、なんと大正時代に入るまで使われ続けました。長く日本人に親しまれた房楊枝ですが、残念ながら現在はネットで探して購入することはできないようです。ですが時代劇用の小道具として作られることがあるそうなので、もし貴重な房楊枝が出るシーンがあれば注目してみてくださいね。

 

 

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現在に近い姿の歯ブラシの登場

 江戸時代から少し遡り1498年のこと、中国で現在使用されている歯ブラシに近い形のものが作られました。豚の背中から堅くてコシのある毛をあつめ、動物の骨や竹の表面にその毛をつけた画期的な道具の誕生です。この歯ブラシの誕生で、今まで手の届きにくかった奥歯の部分や歯の隙間も磨くことができるようになったのです。

 

この画期的な歯ブラシはヨーロッパにも伝わります。ただし当初はその土地の馬毛や羽毛を使用して作られたので、歯磨き用としては毛の堅さが足りなかったようです。1770年代に入ると、イギリス人が中国北部やシベリアのイノシシの堅い毛を輸入して歯ブラシを製造したことによって、使い勝手の改良された歯ブラシの大量生産が行われました。

 

さらに時代が進むにつれ歯ブラシの改良はどんどん進み、毛をギザギザにつける山切りカットプラスチックの柄(持ち手部分)も開発され、世界中に西洋式の歯ブラシが輸出されるようになっていきます。

 

日本でこの西洋式の歯ブラシが広く普及するようになるのは、大正時代になってからです。江戸幕府の開国により西洋製の歯ブラシが入ってくることになりましたが、当初は高級な輸入品だったため一部の人しか持つことができませんでした。

 

また明治5年には、プラスチックに似た素材であるクジラひげと馬毛を使った国産の歯ブラシ「鯨楊枝(くじらようじ)」も開発されたのですが、当時は房楊枝の人気が根強くなかなか普及には至らなかったようです。

 

しかし、房楊枝はまっすぐな棒のため歯の裏側が磨きにくい、木の繊維が口の中に残り耐久性もないなどの欠点があったことに加え、西洋式の新しい文明がもてはやされる時代の流れもあって、次第に西洋式の歯ブラシが使われるようになっていったのです。

 

 

 

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歯ブラシの進化と最新の歯ブラシ

戦後になり歯ブラシ生産は機械化が進み、大量生産が可能なプラスチックの柄ナイロンの毛で作られるようになりました。その後、歯の形状や磨き方に合わせた様々な商品が開発されていきます。

 

1960年頃には、世界初の電動歯ブラシも登場しました。これはヨーロッパで開発され、細かい歯磨きができない障害者や高齢者、病気やケガのある人のために作られた歯ブラシでした。この電動歯ブラシはアメリカにも広まり、オーラルケア意識が高まるにつれ進化していくことになります。

 

電動歯ブラシには高速回転式、音波式、超音波式などがありますが、最近ではスマホと連動し磨き残しをチェックできるタイプもあります。このスマホ連動タイプには歯医者さんに歯磨きデータを送信して、歯磨き指導を受けられるサービスまで存在するので驚きです。

 

最新歯ブラシをちょっと検索してみると、口に入れて電源を入れるだけで勝手に歯磨きしてしてくれる、電動ブラシ付きマウスピースのような面白い商品も作られていました。

 

これからも新しい発想の歯ブラシが誕生していくのでしょうね。

カラベアとしては、朝起きたら歯磨きも洗顔もヒゲ剃りも全部やってくれるパーフェクト歯ブラシの迅速な開発を望みます(笑)

 

 

 

今回のお話はいかがだったでしょうか?また皆さんに身近な歯にまつわるお話を更新していきますね。それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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上に書いた電動マウスピースタイプの歯ブラシ?です。同じ商品がいくつかの会社から販売されている中ですが、レビューがサクラっぽいものが少なかったものを紹介しておきます。

 

好奇心旺盛なチャレンジャーという方は是非購入して使い心地を教えてくださいね。