猫ノミの原因と対策 一年前にノミの治療をした愛猫にまたノミがついていたお話

ある昼下がりの休日

 

伸びてきた飼い猫の爪を切るため、猫用のハサミを開き戸から取り出す。

相手は何かに感づいたのか、急にソファの下に隠れてしまった。

何とか誘い出そうとオモチャを使って格闘すること5分。

 

我が家の猫は抱っこが好きだ。捕まえてしまえば大人しい。

暴れないよう抱っこするのは、私の役目。

爪を切るのは、妻の役目。

 

さあ爪を切ろうというその時。

妻が突然大きな声をだした。

 

 

「あっ!耳の毛の奥に虫が入って行った!」

 

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こんにちは。カラベアです。

 

なんとなく小説風に書き始めてみました。ストーリーのある本は漫画くらいしか読まないのに、調子にのってしまいました。(笑)

 

 

今回はタイトル通り、カラベア家の飼い猫ミルちゃんにノミがついていたお話をさせていただきます。お話の流れは以下の通りです。

 

 

目次
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病院に行くまでのいきさつ

以前お話したこともありますがミルちゃんは、保護猫を譲り受けた子です。前の保護主さんのところにはミルちゃんと同じように保護された猫たちが一緒に暮らしていました。

 

保護主さんもノミとりの対応をしてくれていると聞いていたのですが、たびたび保護猫がやってきたり、譲渡会などでたくさん猫たちがいる場所にも行ったりするためか、ミルちゃんをもらってすぐ、体にノミがついていることに気づきました。

 

 

カラベアはノミとりシャンプーとか使えばいいのかなと考えましたが、嫁さんが動物病院で診てもらうと言いました。

 

まだ摂取していないワクチンもあったのでそれも含めて翌日、仕事が休みだった嫁さんがすぐに病院に連れて行ってくれました。

 

嫁さんは実家で猫を3匹飼った経験があります。どの子も拾ってきた保護猫だそうで、猫の飼い始めの対応も詳しくて頼もしいです。

 

猫3匹でもけっこう驚きですが、嫁さんの実家で一番ペットが多い時は、犬1、猫3、ウサギ1、文鳥1、金魚1の合計7匹のペットが居て、友達から動物園みたいと言われたそうです。(笑)

 

 

そんな猫のお世話にも詳しい嫁さんが、病院でノミの薬を塗りに連れていってくれたおかげで、ミルちゃんのノミは3ヶ月もすればいなくなりました。

 

こういうペットの健康問題については、素人があれこれ調べて動くよりも動物病院にすぐ連れて行ってあげた方がいいのでしょうね。

 

ミルちゃんは野良の子猫時代に、ヘルペスウイルスに感染したらしく、目ヤニと鼻水がよく出ます。これはもう一生治らないらしく、こまめに拭いてあげないといけません。

 

動物病院に行くと、こういった別の症状に気づかされ、その原因と注意点も教えてもらうことができるので、定期的に診てもらうのは大切だと思います。

 

目ヤニと鼻水をよくつけるミルちゃん

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ミルちゃんは鼻水が固まって鼻くそがこびりついていることも多いです。1日あれば新しい鼻くそをつけています。(笑)

 

ほっとくと鼻の穴をふさいでしまいます。一度、鼻の穴の片側が鼻くそでふさがり、もう片側がつまりかけていて、口呼吸で凄く苦しそうなことがありました。そうなると可哀想なのでよく注意して見てあげないといけません。

 

 

ワクチン摂取も済み、ノミも姿を消し、目ヤニと鼻水ケアにも注意しながら1年も過ぎようとする中、快適に生活を送ってもらっていると思ったミルちゃんですが、ここで冒頭の状況になってしまいました。

 

嫁さん 「去年ノミ治療したし、外にも出ないのに何で?」

カラベア「なんか他の虫の見間違いじゃない?」

嫁さん「いやノミっぽかった。えー最悪、明日病院に連れて行く」

 

とりあえずテンションが下がったまま爪切りを終わらせ、その日は嫁さんが夕方から仕事があったため、翌日に動物病院に連れて行くことになりました。

 

ミルちゃんのかかりつけの病院は、嫁さんの実家のペット達もよくお世話になる鹿児島市宇宿にある「うすき動物病院」です。

 

そこの先生は雰囲気も柔らかく説明が分かりやすいです。嫁さん家族からも信頼が厚いのでオススメしておきます。

 

 

そこで先生から、ノミの生態についてお話を聞くことができました。

 

ペットを飼っている方の役に立つかもしれませんので、皆さんにも詳しくお伝えしたいと思います。

 

ノミ治療には根気がいる

猫に寄生するノミは、外の草むらなどから寄生するそうです。なので完全な室内飼いの猫は基本的にノミが付くことがないようです。

 

室内飼いの猫の感染源としては、草むらなどに入った人間の衣服や靴に付いてきて家の中に侵入したり、他のペットと接触したときにもらってしまうなどが考えられます。

 

特に、犬は散歩で草むらに入るのでノミが付きやすいということでした。

 

 

ただし、一年前にノミ治療をしていたミルちゃんから、今回またノミが発見されたのは別の可能性が高いだろうと言われました。

 

ノミは1日に50個も卵を産むそうです。

 

その卵の表面はツルツルで、寄生先の猫が動く度に体から落ちバラまかれていきます。そして、ふ化して成虫になったノミはまた猫が近くに来て寄生するタイミングを待っているのだとか。

 

こんなに卵を産まれてはあっという間に、ノミだらけです。想像したくない光景ですね・・・。一緒に話を聞いていた嫁さんは、もの凄く嫌そうな顔をしていました。

 

 

ミルちゃんのノミ治療では塗り薬を使っていました。月1で首筋に塗っておくと薬の成分が広がりノミが死んでいきます。

 

卵からふ化してバラまかれたノミが、再びミルちゃんについても薬の効果で退治されるので、成虫は卵を産む栄養を摂る前に退治され、ノミが全て駆除できるという仕組みです。 

 

そのノミ薬を使いだして2ヶ月目には、家のあちこちで薬の効果でやられたノミの死骸を見かけるようになりました。

 

3ヶ月目には死骸も見なくなっていたので、完全にいなくなったようで良かったねなんて嫁さんと話していました。

 

実は薬を使いはじめる際、ノミ治療は1年くらい期間をかけて行うと言われていました。しかし、もうノミを見なくなったので安心だと勝手に判断して、薬を買いに行くのを止めてしまいました。

 

薬代も1本1,600円くらいのものを3ヶ月分まとめて購入するので、なかなかの負担に感じてしまったので・・・。

 

 

今回、先生から話を聞いて衝撃だったのですが、なんとノミが卵からふ化して成虫になるには2週間後から1年後くらいタイムラグがあるそうです。つまりミルちゃんから見つかったノミは、最近までふ化せずに残っていた卵の成虫の可能性が高いだろうと。

 

当然、薬の効果はもう残っていないので、また1年間治療をやり直した方がいいだろうということでした。ちゃんと言いつけを守っていれば、治療のやり直しはなかった可能性が高いので、ミルちゃんには可哀想なことをしました。

 

 薬を塗ったので首輪を外しています

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ノミの悪影響について

ノミに感染するとどんな影響があるかも聞くことができました。

 

ノミに寄生されると猫は強いかゆみを感じストレスを受けます。かきむしると皮膚炎になってしまったり、ノミの持つ菌が別の病気の感染源になったりもします。また瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)別名サナダ虫という寄生虫を媒介することもあるそうです。

 

瓜実条虫に感染すると、猫は下痢を起こしてしまうそうです。感染しても数が少ない内はそこまで悪影響はないということでした。

 

ただ、お世話する側からすると猫の下痢ってけっこう嫌です。固いフンの時よりも臭いが強い気がするし、たまにミルちゃんがトイレの砂かけで自分のフンを触ってしまうので掃除が大変になります・・・。

 

今回は、まだノミを見かけたばかりでいない可能性が高そうですが、ミルちゃんのフンの中やお尻周りに小さな米粒みたいなモノがでてきたら、瓜実条虫の死骸や卵なので飲み薬で治療しましょうと言われました。

 

その説明の最中にノミやダニ、瓜実条虫の標本も見せてもらえましたが、なかなかに気持ち悪かったです。

 

 

ノミ治療には家の中の掃除も大切

薬の治療と並行して、家の掃除も行うように言われました。カラベアの嫁さんは綺麗好きなので、共働きで大変にもかかわらず、家の中を綺麗にしてくれています。対してカラベアは家の中を汚してよく怒られています。(笑)

 

 ノミは綺麗好きな嫁さんに負けず、やっかいな場所に隠れています。絨毯やマット猫用のクッションや毛布に隠れていたり、ソファの隙間やベッドの下など猫が好む狭い場所や、ホコリの溜まりやすい場所にも隠れているそうです。

 

そういった場所の掃除機掛けや、ホコリ掃除が大切ということでした。布団や絨毯など日の光に当てることができるものは、天日干しすればノミが死んでいくので、小まめにやっていきましょう。

 

 

ダメ押しでバルサンなどの殺虫剤を使う方法も紹介されました。

 

バルサンのような煙式の殺虫剤は、噴射された煙が天井の方に立ちのぼってから、下に落ちていき殺菌成分が広がる仕組みになっているので、ベッドの下や家具の下などは成分が行き届かないことがあるそうです。

 

使用時に扇風機やサーキュレーターを併用すると、全体に行きわたって効果的だそうです。ただカラベア家はウサギへの影響が気になるのと、下の階の住人もペットがいるので殺虫剤系は使用しません。

 

そのため詳しいことは分からないので、もし使用を検討する方はしっかり注意事項を調べた方がいいと思います。

 

 

昔、嫁さんが実家から連れてきた文鳥が、近所のアパートの塗装工事のペンキか何かの成分を吸ってしまったため、気管支系をやられてしまったことがありました。

 

体の小さな動物は、人間よりもずっと敏感に影響を受けてしまいます。ペットやお子さんが暮らす家はとくに注意が必要ですね。

 

自分の家のことだけでなくお隣さんへの影響も考えたり、窓を開けっぱなしにする時は、周りで塗装工事などが行われていないかも気にしてあげてください。

 

ミルちゃんをお迎えする前、一緒に暮らしていた文鳥のブンちゃん

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ペットの健康管理は専門家の意見を参考に

最後にまとめとさせていただきますが、ノミの治療にしろ、病気の治療にしろ、何か様子がおかしいなと思った時には、動物病院など詳しい専門家の意見を聞くことをオススメします。

 

カラベアのように素人判断でノミとりシャンプーしとけば大丈夫かもなんて考えていると対処療法にしかなりません。結局ノミの駆除に1年かかることも分からなければ、掃除のポイントなども分からないままだったと思います。

 

ノミ薬もウサギに有害で使えないモノもあったので、自分だけの判断で薬を買って使いだせば危険かもしれません。少なくとも使用上の注意点だけは必ず調べて、不明な点は専門家に聞くのが安心できるのではないでしょうか?

 

ということで、猫とウサギを家族にもつカラベア家のミルちゃんとノミのお話でした。ペットを飼っていらっしゃる方、飼いたい方のお世話の参考になれば幸いです。

 

 

 

今回のお話はいかがでしたか?また皆さんのお役に立ちそうな記事を更新していきますね。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

そして、ノミは早くミルちゃんの体とカラベア家から出ていってください。お願いします。(怒)

 

 

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